「古典なんて難しそう」→大半が大衆文学で、わかりやすいです。

古典に触れたことがない方は、ご存知ではなくても仕方ないのですが、基本的に簡単です。

 

そもそも、分厚い作品というのは、全てではありませんが、相当に充実した説明量でわかりやすく文章を書いている、というのがほとんどです。説明を丁寧にわかりやすく、読者に忘れられないような作品を書こうとすると、文章量が膨大になるのです。なので、こちらがテーマを取り違える心配はほとんどありません。現代文のテストの問題で作品のテーマを読み解くとき、ヒントが1つしかないとするならば、長編古典では、100も200もヒントがあるので、テーマを取り違える可能性は非常に低い、という感じです。

 

ですので、『源氏物語』(2757ページ)、『虚栄の市』(1708)、『罪と罰』(1325ページ)、『戦争と平和』(2774ページ)などの分厚い本として見つめると、肩肘を張りたくなる気持ちはわかります。でも、まあ、どの作品も寄り道は結構あるけど、大衆に向けて、普通の人に向けて書かれているので、あまり構えることなく、気軽に手を取ってくだされば、と思います。

 

え、読んでも、登場人物の名前をポロポロ忘れていく? その時は、私が講座を開いたときにきちんと誰でもできる対処法をお伝えしますよ。