『ネタバレ無し紹介』『ネタバレ先行要約』『肉付け要約≒朗読』『読書会』とは何か?

①ネタバレ無し紹介

その名の通り、ネタバレを嫌う人のためにその作品の導入部分をご紹介するものです。

 

⓶ネタバレ先行要約

その名の通り、冒頭部分にその作品のネタバレ(だいたいはテーマ)をお伝えします。文学系は最後まで読まないと、テーマがつかめないことが多いのですが、それを敢えて冒頭部分にもってきてから説明を展開するという手法を取ります。ですので、ネタバレを嫌う人はクリックしないように。

テーマ→作品の起承転結→作品をさらにわかりやすく解説—―という流れでなるべくコンパクトにまとめます。

この方法を取ることによって、文学から手っ取り早く教養を得たい方が、その作品のテーマを吸収できるようにします。ただし、自力で読破した方や後述の肉付け要約≒朗読を最後まで視聴してくださった方と比べて、明らかに説明量が少ないので、こちらがお伝えしたテーマをすぐに忘れると思います。なので、脳科学に基づく最新の復習方法をご紹介して「勉強」することによってテーマを忘れないでいただくことを目指します。

 

⓷肉付け要約≒朗読

ネタバレを先行させるのではなく、その作品のテーマに沿った文章を、こちらがほとんどの場合は表現を変えて書き写した原稿に基づいて朗読します。物語を聞いているのと同じ感覚です。ただし、決まった尺のある映画やテレビドラマなどとは違って終わるまで何時間でも読み上げます(例えば、島崎藤村『夜明け前』(1563ページ)は9時間以上ずっと音読します)。これによって、テーマを一生忘れずに視聴者の方に吸収していただくことを目指します。なお、寄り道部分(テーマと関係ない文章)はバッサリとカットしていますし、私の朗読が気に食わない方もいらっしゃると思います。そういう方々は、『1000ページ超の古典の読み方』などをご覧になり、当該作品を読破してから、後述の読書会にいらっしゃってください。

 

④読書会

当該作品を、肉付け要約≒朗読、またはその作品を読破された方々のために、講義をいたします。その作品のテーマは何か、なぜそう言えるのかをこちらのレポートに基づいてお話し、その後に、他の作品との比較をお伝えします。それから、その作品次第ですが割と自由にこちらの感想などを語っていきたいと思います。これによって、1000ページ超の作品という、共有相手がなかなか見つからない方と、作品を共有できればいいなあと思っています。